PLATE HK-045 · 交通

愛宕山ケーブルカー

Atagoyama Cable Car
竣工年 BUILT不明
閉鎖年 CLOSED不明
用途 USE鋼索鉄道
訪問日 VISIT2026-07-28
撮影機材 GEARLichtFeld Studio
スキャン点数 SPLATS4,685,029
写真/動画 MEDIA10 / 0

愛宕山鉄道は、京都府京都市右京区の嵐山駅から清滝駅までの普通鉄道路線(平坦線)と、清滝川駅から愛宕駅までのケーブルカー(鋼索線)を運営していた鉄道事業者である。京阪電気鉄道と京都電燈の共同出資により設立され、愛宕山山頂の愛宕神社への参詣路線として建設された。

鋼索線は昭和4年(1929年)に開業し、清滝川駅から愛宕駅までを約15分で結んだ。同時期、山麓の清滝には清滝遊園地が、翌昭和5年(1930年)には愛宕山山腹にホテルや飛行塔を備えた愛宕山遊園地、スキー場、テント村などが整備され、観光地として賑わった。

その後、世界恐慌の影響で業績が悪化し、京阪電気鉄道と京都電燈による再建が図られたが、太平洋戦争中の昭和19年(1944年)、全線が不要不急線に指定された。金属類回収令により軍需物資不足を補うためレールが供出され、同年廃線となった。廃線と同時にホテルなどの観光施設もすべて閉鎖され、戦後も鉄道・観光施設ともに復活することはなかった。会社自体は昭和34年(1959年)に解散したとされる。

鋼索線の駅舎跡は2階建てで地下に機械室を備えた構造が現存しており、コンクリートの壁・床・柱のみが残る状態にある。廃線跡は登山道として利用されているが、一部区間は崩落等により立入禁止となっている。

昭和42年(1967年)ごろに鋼索線再建を計画した別グループが存在したとされるが、実現しなかった。平成4年(1992年)ごろ京都市内の電話帳に「愛宕山ケーブル」という社名が掲載されていたとの報告があるが、これが同社と関係するかは不明である。

訪問日 2026-07-28 / 記録者 K.
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